睡眠負債

2017/ 07/ 01
                 
睡眠負債という言葉を聞いた。適切な睡眠時間は人それぞれ個人差があるが、例えば八時間寝なければならない体の人が毎日六時間睡眠を繰り返していると、二時間の不足分が利子のように積み重なり、限界値に達すると体を壊すという、まるで返しているのに利子が高すぎていつまでも終わらない借金のような話しだ。不足した睡眠は弁護士に取り返してもらうわけにもいかず、健康を損ねた具合の悪い自分と対峙することになる。

体が欲する睡眠時間を無条件に与えたなら、私は毎日九時間ほど眠ると思う。過去に十八時間連続して眠ったことがあるが、あれは四日間寝ずに遊んだ十代の頃の話し。当時、長く寝た日の朝は体重が減っていた。高校生アスリートだった私の体は成長ホルモンが湯水のように出ていて、睡眠時の代謝能力が高かったのだろう。多いときは一晩で三kgも落ちていた。眠りの質も、今よりかなり深かったように思う。要するに負債の返済能力が高かったんだろうな。しかし、人生の半分以上を終えた今、一週間以上の連続したブラックワークには耐えられなくなった。無理をすると目眩や耳鳴り、その他得体の知れない不定愁訴を感じるようになり、最近は毎日夜の九時には就寝し、朝は五時まで寝る規則正しい生活を心がけている。
                 

コメント