攻撃衝動

2017/ 07/ 13
                 
北海道のカラスたちが子育てを始めた。いつものように街行く人々の後頭部に爪を立てる彼らは、正に頭を抱える存在だ。あれほど知能の高い彼らも、太古の昔にプログラムされた衝動には逆らえないようだ。実際、攻撃は自らを危険にさらす行為でもある。見ていると、決して我武者羅に襲っているわけではない。反撃を予測して、人の正面からは絶対に攻撃しない。経験からか、おっさんと男の子たちには特に慎重だ。比較的余裕で頭に蹴りを入れられているのは、おばちゃんとOL、そして女子小中高大生たち。まぁ、希に棒を振り回してカラスを叩き落とそうとする小学生の女の子もいるが、そんな子にはカラスも絶対に近付かない。人を襲わなければ雛を奪われることもないのだけれどね。触らぬ神に...と言う理解は無理のようだ。子育てをしていない時期の彼らとは比較的平和な共存が可能なのだが、守るものを与えられた彼らには、そばにいる生き物は全て敵にしか見えないのだろう。先日、後輩がゴミ箱を漁るカラスに石を投げた結果、彼の乗用車は夥しい糞に包まれた。カラスには復讐する思考回路もあるんだな。あと二週間ほど、彼らの攻撃衝動は止まらない。どなた様もお気をつけて...。
                 

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