睡眠時間

2017/ 07/ 23
                 
休日を使い、寝てから自然に起きるまでの時間を計ってみた。九時間という答えが出たのだが、この時間は子供の頃から変わらぬ長さだ。やはり私は毎日九時間眠るべきなのだろう。約三週間かけてデータを取ったが、三回ともきっちり九時間で目が覚めた。仕事のある平日は朝の五時に起きなければならないので、私は夜の八時には寝なければ睡眠負債が発生することになる。帰宅するのが毎日午後六時過ぎなので、食事と入浴をしたらもう終り。まぁ、読書したり原稿を書く時間は仕事中にたっぷりあるので問題はないのだが、夜の八時にベッドに入るなんて、カルピス子供劇場を観終わったら「寝なさいっ!」と言われた小学生時代以来、数えるくらいしか経験がない。学校嫌いの私にとって、日曜日のサザエさんとアルプスの少女ハイジが終わるあの時間は、死刑を宣告されたような瞬間だった。

アニメで思い出したが、私が小学生の頃は土曜日の真夜中二十三時からルパン三世が放送されていた。いつもは二十時に寝なければならなかったのだが、土曜の夜だけは零時まで起きていることが許されたので、毎週欠かさず観ていた思い出がある。あれは当時、大人の漫画だったのだ。今も昔もレアなアニメは深夜、もしくは日曜日の午前中に放送される。マトリックス、攻殻機動隊、ガサラキ...この三つのアニメだけは強烈にハマった。残念な話しだが、最近は寝不足になり、健康を損なってまで観たいと思うテレビプログラムが見当たらない。歳を取ってしまったのかな。まぁ、年齢を重ねると外界に興味がなくなるのは自然の摂理かもしれない。引退した老人たちを見ていると、徐々に微睡と現実の境目が曖昧になっている。覚醒を得られずに死ぬと、人は眠りの森を漂うことになる。それが悪夢だとしたら、もう最悪。しかし、眠る前に覚醒する必要性をどう説明すれば良いのかがわからない。二元の法則や理論を超えた時点で、言葉は出番を失ってしまうのだ。とりあえず私は、健康に生きていられるうちに、日々に必要な睡眠時間を取りたい。色々な意味で起きるのはそれからだ。
                 

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