人生と仕事の話し

2017/ 08/ 05
                 
時々、「運転手さんって年収いくらなの?」なんて質問をあっけらかんとしてくる人がいる。それがこの業界全体のレベルを訊いているのか、地域別の統計を作成しているのか、個人的な金額を具体的に知りたいのかにより答えは変わってくるが、根本には未知の世界にいる人のランキングをするための情報を収集しているようだ。要するに、年収の金額がその人の価値を計る上でのプライオリティになっている。実は経済的な成功と豊かさには何の関係性もないのだが、多くの人が誤解している。比較評価や競争は無駄な争いを招くだけで、全く建設的ではない。地位や名誉、経済を人生の目的にしてしまうと、あらゆる不正や悪事に手を出してでもそれを達成しようとするのが人だ。単なる道具に振り回され、慈しむ心を失ってしまえば、人は人以下に堕ちる。本来仕事は奉仕の精神からするものであり、取り引きのあるところに愛は育たない。そんなものを学ぶために人生はあるのだし、意識の違いは命の時間の質を大きく変える。周りに不幸な人ばかりが大勢いれば、当たり前のように自分も不幸になる。従って、どうすればより多くの人が幸せになれるかを考えて行動しなければ、いつまで経っても幸せにはなれない。つまりは、人生なんて自分が幸せになるための時間ではないということだ。そんな仕組みを理解する個人が増えない限り、この世界は幼いままだ。
                 

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